2016年12月3日(土)、NTTドコモベンチャーズラウンジにて
『山手線ビーコンを使ったアイデア・アプリコンテスト』 アイデア部門・アイデアソンを開催しました。
当日は、エンジニア、プランナーの方々が集まり、数々のユニークなアイデアが生み出されました。


受賞作品


発表されたアイデアに対して、「新しい価値の提供」「リソースの活用」の観点による
オーディエンス投票によって、最優秀賞および優秀賞が決定しました。

  • 最優秀賞
  • 最優秀賞

  • 「山手線 図書館アプリ」

山手線車内を仮想の図書館に見立て、車両ごとに異なるテーマのコンテンツを楽しむことができる企画。
何が読めるか、はトレインチャネル(※JR東日本の電車内に設置されたデジタルサイネージ)で告知され、 読み終えた後はコンテンツを返却しないと次は借りられない。
普段は読まない漫画との接触機会を高め、返却時に感想などを残すことができるなど乗客同士のコミュニケーションにも繋がる。

最優秀受賞チーム写真
コメント

・車両ごとに異なるテーマのコンテンツを楽しめる切り口がユニーク。車両に個性を持たせるというコンセプトは他にも展開が可能になりそう。
・デジタルコンテンツはよく見かけるようになりましたが、このアイデアは読み終わったらそれを”返却する”というアイデアが新しくて面白い。

  • 優秀賞
  • 優秀賞

  • 「山手線 朝ドラ」

山手線に乗ると車両毎に異なる朝ドラを楽しむことができる企画。同じ車両にいる人だけが同じドラマを見られるため映画館のようにその場にいる人との一体感を楽しめる。
早朝に人気ドラマを流すなど、時間帯によって見る事のできるコンテンツを変更する事により、混雑時間帯を避けた乗車を促す事も可能。
同じドラマでも車両毎にストーリーを変える事で、それぞれが見たドラマ内容の情報交換を行う等話題の拡散効果も狙える。

優秀受賞チーム1写真
コメント

・「車内での新しい体験」に加えて、電車を降りたあとにも朝ドラを話題にコミュニケーションができる、というところが着眼点として面白い。
・山手線の平均乗車時間である11分ぐらいのショートドラマを作成し、車両ごとに1話、2話と同じシリーズを配信するのも面白そうだと感じた。

  • 優秀賞
  • 優秀賞

  • 「同両会」

偶然同じ車両に居合わせた知り合いとコミュニケーションが取れる企画。
家と会社の往復で特に予定もない夜に、電車で偶然知り合いに出会える可能性を高める事で、ご飯を食べにいくなどの機会を創出。知り合いはFacebook等のSNS連動で実現、JR東日本が山手線駅周辺の飲食店と連携する事でお得なクーポンなども提供。
同じ列車に乗っていたはずなのに気付かなかったというすれ違いを楽しい偶然に変える事が可能。

優秀受賞チーム2写真
コメント

・Facebookで似たような機能もありますが、それをビーコン活用によってできる点が面白いと思った。
・電車の1車両という限定された物理空間内でマッチングさせているのが面白い。同じ車両、同じ編成同士の掲示板というコンセプトで
  他にも展開できそう。


他に生まれたアイデア


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  • 「痴漢冤罪を防止」

電車内で痴漢を疑われた際に、助けを求めたり証言をすることができる企画。
立証が難しいとされる痴漢冤罪をその時の様子を証言してもらうなどが可能になる。

  • 電車アイコン
  • 「チームでお得!山手線グルメ」

お得に、友達を作りながら食事をしたい人向けの企画。
駅周辺のお店を活性化しつつ、電車に乗るだけで一緒にご飯を食べるマッチングを行う。

  • 電車アイコン
  • 「やまのて☆マーケット」

電車内で、いま自分が身につけている、持っているものを売買できる企画。
実際に人が身に着けている商品を見て購入できる便利さんと安心を提供する。

  • 電車アイコン
  • 「山手線 瞬間SNS」

ビーコンの位置情報により、同じ車両にいる人だけを対象としたSNS企画。
社会人になると新しい友達を作りにくいという観点から新しい友人を作る事に一役買う。


アイデアソンで活用したテンプレート大公開!


アイデアソンで行ったワークを元に、アイデア出しのヒントを大公開!
新しいアイデアを生み出し、アプリコンテストにエントリーしよう!

  • 電球アイコン
  • 山手線ターゲットユーザーのニーズや課題から考えてみよう

・「浜松町駅だとモノレールがあるから、空港利用客が多いな。空港利用客にはどのような課題があるのかな?」
・「飲み会のために行く駅って、いつも同じだな。他の駅って知らないよな。」
このようにして洗い出したターゲットやその課題に対して、車両単位、列車単位、走行位置を活用し、サービスアイデアを考えていきます。

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  • 山手線の利用シーンから連想を広げてみよう

・「初詣→原宿→明治神宮→おみくじ→特定の車両に乗るとおみくじが引ける?」
・「待ち合わせ→ハチ公前→混んでいる→電車の車両の中で待ち合わせできないかな?」
このように、利用シーンから連想を広げ、サービスアイデアを考えていきます。

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  • 連想を広げるときに活用したい連想の4法則

連想を広げるときに使えるのが「連想の4法則」です。これを使えば、いつもの思考パターンから抜け出して、新たな発想を広げられるかもしれません。
・「山手線→回る→ルーレット
→山手線の乗客をルーレットの玉と考えてみたら、何か新しいゲームを考えられないかな?」

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当日レポート


冒頭に、JR東日本 IT・Suica事業本部 ICTビジネス推進Gグループリーダーの伊藤から、「JR東日本がもつ山手線ビーコンと列車走行位置APIの2つのリソースを利用して、山手線の利用をもっと楽しくするアプリが生まれるきっかけになるとうれしい」と挨拶がありました。
今回のイベント、そしてアプリコンテストは、JR東日本グループに潜在する素材(リソース)をICT(情報通信技術)の切り口で再度見直しを行い、新しい価値創造と事業化を目指すといった活動の一環として開催されたものです。
なかでもこのイベントは、山手線を利用している乗客目線で、よりユーザーに沿った新しい価値を提供できるアイデアを生み出そうという試みで開催されました。

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  • アイデアを連鎖させてブラッシュアップ

連想ゲームのように形や色、パターンからまったく別の観点で考えるワークを参加者全員で行いました。ゼブラブレストやスピードストーミングといったブレスト手法も使い、出したアイデアを周りに共有し、そこから聞いた新たな視点を積極的に取り入れていきます。
このようにして次の人、また次の人と、自分のアイデアを伝えていくことで、どんどんとアイデアをブラッシュアップさせていきます。
そして、ブラッシュアップしたアイデアを、スケッチ用紙に書き込んでいきます。まとまったところで、参加者全員で、いいね!と思ったアイデアスケッチに投票していきます。

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  • 車両ビーコンと位置情報を最大限に活用

アイデアスケッチの中から、特に支持の多かった7つのアイデアを中心にチームが組まれました。
元になったアイデアから、更にそれぞれがよいとおもう仕組みを組み合わせていくことで、アイデアの輪郭をより明確にしていきます。
そして、コンセプトシートと体験ボードに書き込まれた内容をもとに、プレゼンを行いました。各チーム、アイデアの良さを伝えるために、ストーリー仕立てにした寸劇を披露したり、趣向をこらしたプレゼンが行われました。
見事、最優秀賞を獲得したのは「山手線 図書館アプリ」でした。

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  • アプリコンテストへ挑戦するチームも

最後には、プレゼンターを務めたNTTドコモ スマートライフ推進部 ビジネス基盤戦略室 マーケティング戦略 送客・CRM担当課長 狩野から、「現時点ですでに採用されている案やこれから採用を検討しているものに近しいアイデアがありとても参考になった。そしてこれまでになかった視点でのアイデアが多くでたこと、今日の結果をぜひアプリコンテストにつなげてほしい。」と総評がありました。
また、参加者の中には、「この場で組まれたチームでアプリコンテストのエントリーにチャレンジしたい」という声も聞かれました。
これから行われるアプリ部門にて、新たなアイデアはもちろん、アイデア部門で出たアイデアがさらにブラッシュアップされたものが出てくることが期待できそうなイベントとなりました。

当日写真

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